仮想通貨は金融機関との連携で一般社会への普及が拡大することが予測されます。
イーサリアムやビットコインなどのメジャーな仮想通貨はすでに実社会での普及範囲を広めつつあります。
U.CASHは金融という切り口でブロックチェーンを基礎技術とした様々な便利な機能を提供する仮想通貨で、上記メジャーな仮想通貨のように普及を目指しています。
今回は、そんなU.CASHのオススメの取引所から特徴、将来性まで、まとめて紹介したいと思います。
目次
U.CASHを購入するならどの【取引所・販売所】が良い?
U.CASHは世界的にも、国内的にもあまりメジャーな仮想通貨とは言い難い現状です。
国内の取引所では取り扱いがないので、海外の取引所で口座開設をしなければいけません。
しかしながら、その海外でも取り扱っている取引所も決して多くはないのです。
現在取り扱いを確認できる海外の取引所は以下2つとなっています。
- Yobit
- BTC-Alpha
取引実績を見ればYobitがおすすめの取引所と言える

現在、U.CASHを取り扱っている取引所は確認できる範囲ではYobitとBTC-Alphaという取引所だけで、どちらもロシア系の企業が運営していると推測されています。
日本人ユーザーにとってはあまり馴染みがある取引所ではなく、プラットフォームも英語とロシア語となっているなど、どちらの取引所も特質して日本人へのサービスに違いがあるということはありません。
この2つの取引所のU.CASHにおける取引量を見てみると、ほぼYobitが独占している状況です。
BTC-AlphaではU.CASHの取り扱いを始めたのが2018年の2月ということで、実績の乏しさがその差となって現れていると推測できます。
その点、YobitではU.CASHの取引量も確保できているので、流動性リスクなどを考慮するとBTC-Alphaに対して大きなアドバンテージを持っていると言えます。
U.CASH(UCASH)の将来性は?これから価格は上がる?
現時点ではU.CASHの将来性は高いと考えています。理由は以下の3つです。
- 世界初のIBO仮想通貨として注目を浴びる
- P2Pファイナンシャルネットワークの登場による需要増
- 1日で1000%増加の高騰をみせる
世界初のIBO仮想通貨として注目を浴びる

仮想通貨の世界で資金調達といえばICO、イニシャルコインオファーリングが主流になっています。
ICOは株式上場の形によく似ていて、公開前の株式を譲渡することを引き換えに資金を提供してもらいます。
その譲渡する株式を仮想通貨に置き換えたものがICOだと言えます。
一方、IBOとはイニシャルバウンティーオファーリングと呼ばれ、資金提供の代わりに貢献度に応じて仮想通貨が譲渡される仕組みです。
個人のFacebookやTwitterで告知を行ったり、関連企業のアカウントのフォロワーになったりすることが貢献度の尺度として用いられます。
U.CASHは世界で初めてこのIBOの仕組みを活用したマーケティングを成功させた仮想通貨だということで注目を浴びているのです。
P2Pファイナンシャルネットワークの登場による需要増

P2Pファイナンシャルネットワークとは、仮想通貨で利用するP2Pネットワークを利用した個人間の金融サービスのことを指します。
今、フィンテックなどで盛り上がりを見せている金融業界も注目している分野です。
今後、直接個人同士でローンや支払い、売買などのサービスへの需要が拡大することが予測され、それに準ずる機能を提供するU.CASHも恩恵を受けることが見込まれます。
1日で1000%増加の高騰をみせる

IBO仮想通貨として大きな注目を集めたU.CASHは、なんとリリース初日に最大1000%もの暴騰を見せるといった大きな盛り上がりを見せました。
仮想通貨は公開後には高騰する傾向があると言われていますが、これほどの上がり幅を見せたのは他に類を見ません。
市場からU.CASHに対する期待の大きさが見て取れます。
U.CASH(UCASH)とはどんなコイン?

U.CASH名前の由来とは
U.CASHの”U”はUniversalの略称とされています。
Universal Cashは世界中どのような場所でも、幅広い用途で活用できる統一された通貨という意味が込められているそうです。
仮想通貨と法定通貨の両替をスムーズにする
U.CASHの最大の特徴は、法定通貨と仮想通貨をスムーズに行き来することができる利便性の高さです。
インターネットサービスや個人間決済の需要の増加で仮想通貨の需要が伸びていますが、実社会ではまだまだ法定通貨が必要です。
このふたつの異なる方向性の需要に対するソリューションとなり得るのがU.CASHなのです。
時価総額と発行上限数
U.CASHは一時期、時価総額ランキング30位以内にも顔を出すようになりましたが、現在の時価総額は5億円と非常に小さい部類に入ります。
通貨の発行上限数は、2100億通貨となっています。
U.CASH(UCASH)の良い点
U.CASHコンバーターにより通貨移動の利便性を向上させる
U.CASHの法定通貨との互換性の高さや利便性の高さはコンバーターという独自の機能によって支えられています。
コンバーターの中にはいくつか種類があり、用途別に使い分けられます。
マスターコンバーターは、U.CASHの流動性を高めるための機能で、主に地域のビジネスパートナーやサービサーがその役割を担いますが、今後、金融機関なども巻き込んでU.CASHの流動性の確保を行なっていく予定です。
MSB(マネーサービスビジネス)コンバーターとリテールコンバーターは、送金業者や小売業者などの事業を企業に対して基本的な機能を提供し、U.CASHでの消費や資金のやりとりするためのネットワークを築きます。
個人コンバーターやモバイルコンバーターは、個人間の決済や、個人間での売買、取引のリモートサービスなどに活用されます。従来の金融機関と比べて、カジュアルに活用することができるのがこの機能の強みとなっています。
便利な機能を数多く搭載する
U.CASHは、既存の金融サービスの代替となるような機能を兼ね備えており、今後もさらなる機能の追加が計画されています。
例えば、P2Pローン機能では金融事業者からのローンをプラットフォーム上で管理できたり、個人間のローンを募集したりと、仮想通貨だからこそできる機能を提供します。
また、外国為替との両替も簡単で、U.CASHプラットフォーム上ではある一定の為替レートで両替することができるので、用途に合わせてすぐに法定通貨を用意することができます。
決済機能として、プリペイドデビットやバーチャルクレジットカードの機能も兼ね備えられています。U.CASHをアプリに入金すれば、電子カードとして決済に必要なプリペイドカードやクレジットカードを発行することができます。
U.CASH(UCASH)の悪い点
IBO後のプロジェクトの進捗が気にかかる
U.CASHは公開された直後には、1000%近い高騰を見せるなど大きな話題を呼びました。
世界初のIBO仮想通貨ということも手助けして、市場からは大きな期待を寄せられていました。
既存金融機関の機能を取り込んだ世界共通の通貨としての構想は、IBOのマーケティング効果もあり、価格を押し上げる結果になりましたが、その期待とは裏腹に、2018年4月現在の価格は低位にとどまっており、復調の兆しはいまだ見えてきません。
現在どの程度プロジェクトが進んでいるのかはあまり情報が得られないことが大きな原因ではないかと推測されています。
今後、起爆剤となるようなニュースが入ってこなければ、U.CASHは低空飛行を続ける恐れがあります。
まとめ
U.CASHはユニバーサルキャッシュからとったネーミングで、法定通貨と仮想通貨の親和性を高めるプラットフォームとして期待されています。
また、世界初のIBO仮想通貨ということでマーケティングにも成功し、リリース初期は大きな価格高騰も記録しています。
ただし、2018年4月現在は価格の低空飛行が続いており、U.CASHが持ち直すためには再び注目を集めるようなニュースリリースが必要なのかもしれません。
U.CASHに興味があり、投資を考えているのであれば、今回紹介した情報を元にじっくり検討してみることをおすすめします。