仮想通貨CHEは日本発の取引所トークンとして期待されています。
NANJコインやVIPSなど国産草コインとして注目を集め、エアドロップなど積極的なマーケティングを行い、その後予定していた上場先から上場拒否されたという経緯から良くも悪くもCHEはよく知られる仮想通貨となりました。
この記事で仮想通貨CHEはどのような特徴を持つ仮想通貨なのか、その将来性や購入方法まで詳しく解説していきます。
目次
仮想通貨CHEを購入するならどの【取引所・販売所】が良い?
記事執筆時点の2018年7月時点で仮想通貨CHEを購入できる国内の仮想通貨取引所はありません。
CHEが上場している海外取引所は下記の4か所となっています。
- Stocks Exchange(ストックスエクスチェンジ)
- CoinExchange(コインエクスチェンジ)
- Coinex Market(コインエクスチェンジマーケット)
- MERCATOX(メルカトックス)
この中でCHEの購入にはMERCATOX(メルカトックス)をオススメしています。
メルカトックスでの購入をオススメする理由
オススメの理由ですが上記4つの取引所の中で1日の取引高が一番多く、仮想通貨取引所全体で69位となっているからです。
他の3つは100位以下となっていることも多く、取引高が少ないことから消去法的にメルカトックスをオススメしています。

Mercatox公式サイトより引用
メルカトックスはイギリスに拠点を置く取引所で、手数料は0.25%と安くはなく、管理画面のUIデザインも使いやすいものとは言えません。
しかし草コインの宝庫として有名でノアコインやSAKURA BLOOM(SKB)などの超草コインも取り扱っていることが特徴となっています。
記事執筆時点では取扱通貨は150種類となっています。
草コイン投資家であれば登録しておきたい仮想通貨取引所ではありますので、十分注意して利用することをオススメしています。
仮想通貨CHEの将来性は?これから価格は上がる?
記事執筆時点の仮想通貨CHEの時価総額ランキングは750位前後となっています。
国産取引所トークンとして注目と期待を集めましたが、最初の上場が取り消しとなったためスキャム(詐欺)プロジェクトなのではないかと噂されたCHE。
しかし筆者はCHEの時価総額ランキングは今後上昇していくと考えています。
その理由を下記の3つにまとめて解説していきます。
- CHEは新規開設する取引所で使われるトークン
- 騒動があった後も運営が真面目に開発を継続
- 海外向けの宣伝活動が活発に行われている
CHEは新規開設する取引所で使われるトークン
CHEは2018年第4四半期中の開設を予定している取引所「Crypto Harbor Exchange(クリプトハーバーエクスチェンジ)」の独自トークンです。
BinanceのBNBトークンや、HuobiのHTトークン、KucoinのKCSトークンをはじめ、配当型のFcoinなど取引所トークンは非常に人気のある仮想通貨となっています。
その人気の理由は取引所トークンには様々な特典がトークン毎に用意されているためで、BNBトークンであればBNBを使った取引の場合手数料が半額になるという特典があります。
CHEのトークンとしての特徴は「手数料が半額」「様々な通貨がエアドロップでもらえる」「新規上場コインの人気投票権」などです。
また取引所としてのクリプトハーバーエクスチェンジは取引所の運営開始後は取引高ランキングで40位以内に入ることを当面の目標としています。
記事執筆時点ではビットフライヤーやビットバンクが30位〜45位となっていますので、40位以内であれば十分取引高が大きい取引所となります。
そしてクリプトハーバーエクスチェンジの取引所としての特徴はコミュニティ主導の取引所を超えた経済圏の創出を目指すことにあります。
クリプトハーバー公式サイトにはこのように書かれています。
私たちが目指すものは コミュニティの港です。 コミュニティを活性化し、そのコミュニティ参加者(皆さんもその 1 人です)から生ま れるプロダクトを発信する場を作りたいという思いが第一です。 コミュニティに集まる人たちがそこで思い思いに話題を作り、プロダクトを作ったり、 サービスを作れる場を提供する経済特区の港(プラットフォーム)を想定しています。
つまり「CryptoHarbor」という独自のエコシステム(コミュニティ生態系)を創るということです。「CryptoHarbor」とは私たちが発行するCHEトークンが経済活動の共通通貨となる経済特区です。
クリプトハーバー公式サイトより引用
取引所もまだ完成していないときから一体何を言ってるんだと思われるかもしれません。筆者もそう思います。
しかし分散型取引所ではないにも関わらずコミュニティ主導で作ることを表明する取引所は見たことがありません。
コミュニティが中心となって作る取引所は一体どのようなものになっていくのかは非常に楽しみなところです。
その他の特徴としてはCHEを利用して取引するとバイナンスと同じ0.05%の手数料で売買できることを予定しています。
騒動があった後も運営が真面目に開発を継続
CHEはICO後に上場予定だった取引所CoinExchange(コインエクスチェンジ)から、上場予定日当日に上場拒否されるという騒動を起こしています。
CHEのエアドロップイベントやインフルエンサー達がCHEを取り上げたことなどから知名度と期待値が高まっている中、予定していた上場が中止されることとなりました。
そのためクリプトハーバープロジェクトは詐欺なのではないかと騒がれることとなりました。
なぜ上場拒否されたのかについての正確な情報はわかりません。
一部ではBitcoin ForumのCHE専用スレッド作成者のメールアドレスが幕張のデリヘル業者のものと一致したためという憶測も出ています。
クリプトハーバープロジェクトの運営は匿名となっているため、この憶測の真偽は不明のままです。
しかしクリプトハーバー開発チームはこのような騒動があった後もディスコードなどのコミュニティに進捗報告をマメに投稿しており、真面目に開発を継続していることをコミュニティに伝え続けてきました。
一度は上場拒否されたコインエクスチェンジにも2018年6月に上場を果たしています。
海外向けの宣伝活動が活発に行われている
CHEは国産プロジェクトでありながら積極的に海外居住者向けのマーケティング活動を行っています。

Mediumより引用
海外マーケティングのための体制が整ってきたと思われる2018年6月から週に1度のペースで英語での記事がMedium上で公開されています。その告知は英語用テレグラムにも投稿されています。
またCHE関連ではもっとも活発なSNSであるdiccordでは日本の他に英語、韓国語、中国語、ロシア語、アラビア語、スペイン語、ポルトガル語と多くの言語別チャンネルが開設されており、なかなか活発にコメントがされている状況となっています。
CHEはICO後の上場拒否や匿名の運営者などマイナス面もありますが、これまで話してきたようにそれ以上の魅力があることも事実です。
強くはオススメはしませんし、その都度の状況で再考し続けることは当然としても、筆者としてはこれだけしっかりした運営をするプロジェクトが詐欺だったら自分の見る目がなかったと諦めがつくと思います。
ぜひCHEのdiscordに参加してコミュニティの雰囲気や運営からの進捗報告チャンネルを見てもらえばと思います。
仮想通貨CHEとはどんなコイン?
総発行枚数は500億枚
CHEの総発行枚数は500億枚となっています。
記事執筆時点では200億枚はロックアップされており、流通しているのは300億枚となっています。
CHEはERC223トークン
ICOを行うプロジェクトの多くはイーサリアムのERC20規格でトークンを発行しますが、CHEはERC223規格でトークンが発行されています。
ERC223をひとことで説明するとERC20の進化版と言えます。
主な特徴の1つに送金アドレスが存在しなかった場合は送金したトークンが戻ってくるということです。
当たり前のように思われますがERC20トークンでは存在しないアドレスに送金したらそのまま送金したトークンは消滅してしまいます。
その他にもアドレス凍結機能や同時配布機能など優れた特徴をERC223規格は備えています。
ERC20対応ウォレットを利用可
CHEはERC223トークンですがERC20とERC223は互換性があるため、ERC20トークンで利用しているウォレットをそのまま利用することができます。
多くの人はエアドロップなどでも使いやすいマイイーサウォレットを使用していると思いますが、CHEも保管可能となっています。
仮想通貨CHEの良い点(メリット)
コミュニティ運営含めたマーケティングに積極的
ディスコードなどコミュニティ運営や海外向けの宣伝活動などクリプトハーバー開発チームはマーケティングに積極的となっています。
雨降って地固まるではないですが、コインエクスチェンジの上場拒否で短期売買を狙う日本人の注目度が大きく下がったことで、コミュニティ中心の運営や海外投資家を呼び込むマーケティング活動に繋がった面があります。
とくに海外向けの広報宣伝は頻度も増えてきているため、今後さらに海外投資家に注目される可能性を秘めています。
保有しているとCHEが増えるPoSを採用
CHEはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)をアルゴリズムに採用しているため、CHEを保有しているとその保有枚数に応じて定期的に報酬が与えられます。
一時期よりPoS採用仮想通貨への注目度は下がってきましたが、イーサリアムがPoWからPoSに移行するなどPoSは今後も注目される要素のひとつです。
PoSはいかに多くの枚数を保有するかが勝負となるため、クリプトハーバーエクスチェンジに期待寄せる人々にとって、PoSはCHEを安価なうちに購入したいと思わせるインセンティブとなっています。
仮想通貨CHEの悪い点(デメリット)
メンバーが匿名のため信頼性に欠ける面も
クリプトハーバープロジェクトの運営者は匿名となっているため、信頼性という意味では他プロジェクトより劣ります。
正体が不明であることが、実は運営者がデリヘル業者であるや、ヤのつくお仕事の方であるなどと噂される原因ともなっています。
しかしリリースすれば多くの日本人が利用する可能性がある取引所ですので、運営者の正体が不明であったほうが金融庁も圧力をかけることができなくなると考えられるためプラス面もあるかもしれません。
インフルエンサーが買い煽ったコインのイメージ
CHEはtwitterでインフルエンサーたちが推していたコインでしたが、コインエクスチェンジへの上場中止や運営者がデリヘル業者だと噂されたことなどからインフルエンサーが買い煽ったコインであるというイメージがついています。
筆者もdiscordにコミュニティにたまたま参加していなければそのイメージを持っていたままだったと思います。
仮想通貨CHEの今後(ロードマップ)は?
2018年中に取引所開設
2018年の第4四半期中に取引所の最終テストからリリースまでを行う予定となっています。
記事執筆時点で取引所機能の約70%は開発済みとされており、ウォレットの統合やセキュリティ対策を下半期に行う予定となっています。
2020年頃に分散型取引所へ移行
取引所をリリース後、2020年以降にはクリプトハーバーエクスチェンジは分散型取引所に移行する計画となっています。
コミュニティ主導の取引所、経済圏を作り上げるためには最終的には分散型取引所に移行するのが正しいように感じます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
CHEはエアドロップで受け取った人も多いと思いますが、その後の情報は追っていないと人もまた多いかと思います。
完全にこのプロジェクトを信頼できるかと聞かれれば答えはノーですが、これまでの運営の姿勢や実績からこの運営者たちなら大手取引所への上場や取引所開設まで持っていってくれるのはないと期待させられます。
今後も期待して情報を追っていきたいと思います。それでは!