仮想通貨の流行で、ブロックチェーンを応用した様々なサービスの開発が近年活発化しています。
GXSharesは、データエコノミーを実現するためのプラットフォームを開発するプロジェクトで、ブロックチェーンの特性を生かした安全で透明性のデータ取引を行うことができます。
今回は、そんなGXSharesを取引するためのオススメな取引所から将来性、通貨としての特徴までまとめて紹介したいと思います。
目次
GXSharesの知名度や人気はそれほど高くなく、日本国内での取り扱いは今のところありません。
海外の取引所に目を向けても、10箇所以下の取引所しか扱っておらず、選択肢はそれほど多くはありません。
それでも、大手取引所と呼べる取引所も扱っているので、取引環境に困ることはないでしょう。
GXSharesの取引ペアを見てみると、イーサリアムとビットコインが90%以上を占めており、残りはアメリカドルとのペグ通貨USDTが少量ある程度です。
GXSharesを取引するためのオススメな取引所は以下の通りです。
- Bit-Z
- Gate.io
- Binance
- BigONE
取引量最大のBit-Zで流動性リスクを回避する
GXSharesの1日の取引量は、日本円ベースで10億円程度でマイナーコインとしては優秀ですが、やはりメジャーな仮想通貨と比べると修道生リスクの存在は否めません。
Bit-Zは、GXSharesの取引量で1位を獲得ており、2位以下の取引所を大きく突き放しています。
取引量のシェアは、85%を超えており、採用している通貨ペアのイーサリアムとビットコインそれぞれでも取引量は首位となっています。
このことから、流動性リスクを考えてできるだけ安全にGXSharesを取引したいのであれば、Bit-Zはオススメな取引所と言えます。
今現時点で、GXSharesの将来性は高いことが予測されます。
その理由は、以下の2点です。
- 今後の情報化社会を支えるプラットフォームとなる可能性がある
- 中国企業や政府を巻き込んだ大規模なプロジェクトである
今後の情報化社会を支えるプラットフォームとなる可能性がある
センサー技術の発達や情報のデジタル化によって爆発的にデータが増えつつある現代ですが、GXSharesは、そんな時代の変化に必要になるプラットフォームかもしれません。
GXSharesは、ブロックチェーンを活用した安全かつ公平なデータ取引をサポートするプラットフォームを構築するプロジェクトで、企業間や個人間での利用が期待されています。
今後、開発やエコシステムづくりがうまくいけば、拡大する情報関連市場のシェアを獲得できる可能性もあります。
中国企業や政府を巻き込んだ大規模なプロジェクトである
GXSharesは、データ交換プラットフォームとして、中国政府や銀行、一般企業を巻き込んだ大型のプロジェクトとして動き出しています。
すでに企業向けには製品版が提供されており、プラットフォームが利用されています。
経済規模が大きい中国だけに、今後の市場での広がりが期待されます。

安全性の高いデータ交換プラットフォーム
GXSharesは、データ交換を安全に行うためのプラットフォームで、ブロックチェーン技術を活用することでそれを実現しています。
ブロックチェーンに記録されるデータは基本的には改ざん不可能で、分散型ネットワークの構造を形成するためハッキングなども従来のシステムに比べ難しくなります。
データエコノミーを構築することが目的
GXSharesは、データエコノミーの実現を掲げており、データの重要性がます社会でのニーズを捉えようとしています。
具体的には様々なデータを売買するマーケットプレースや投資評価などに利用するデータの販売などの機能を実装しています。
時価総額と発行上限数
GXSharesの時価総額は2018年6月時点、日本円で約200億円程度で、仮想通貨市場全体では64位に位置しています。
この仮想通貨の発行上限枚数は、1億通貨に設定されています。
独自ブロックチェーンGXChainでデータ交換プラットフォームを実現する
GXSharesは、データ交換に利用する独自のブロックチェーン、GXChainを開発しています。
GXChainはもともとGrapheneというブロックチェーンをベースにしており、そこにデータ資産の所有権を管理する機能や膨大なデータを管理するための新しいプラットフォームのデザイン、データ交換などに利用できるスマートコントラクトなどを追加しています。
機能の詳細などはホワイトペーパーでも公開されています。
データマーケットプレースで安全なデータのやり取りをサポート
データマーケットプレースは、企業や個人がデータを売買する市場で、GXB Data Exchangeの名称ですでに実用化されています。
このマーケットプレースには、仲介業者が自由にデータをうることができるフリーマーケットと、管理される企業や団体などのアライアンスメンバーがデータを売買できるアライアンスマーケットが存在します。
どちらのマーケットでも、プライバシーの保護やデータ履歴の非キャッシュ化、適切で正確なデータ提供が行われています。
将来的にはDApps環境も提供する予定がある
DAppsとは、ブロックチェーンと分散型プラットフォームを利用した新しいアプリケーションで、他のブロックチェーンと連動したサービスを構築できることが特徴です。
GXSharesは、将来的にDAppsの開発を行う予定で、データサービスと連動した金融関連のアプリケーションなどを提供することなどが視野に入れられています。
分散型ネットワークは信頼性を獲得できるかが課題となる
従来の企業ではデータを保護されたネットワーク環境で管理することが当たり前となってきました。
GXSharesなどの分散型ネットワークは、セキュリティーが高くハッキング行為などは技術的に難しいと言われていますが、新しい試みだけに信頼はあまり得られていないのが現状です。
特に商用利用での拡大を狙うGXSharesでは、様々な業界でブロックチェーンの理解が深まることが普及の条件となるでしょう。
公式ホームページの質がマーケティングの観点で少し気になる
GXSharesは、中国の企業により開発されているブロックチェーンプロジェクトで、公式ホームページは英語と中国語で存在するのですが、マーケティングの観点でその質の低さが気になります。
2018年6月現在では、サーバーのレスポンス時間が長く、ロードに時間がかかる状況が続いています。
一時的なことであれば良いですが、アクセスしたユーザーの印象を左右するので今後の改善が望まれます。
まとめ
GXSharesは、データを売買するためのプラットフォームを構築するための中国発の仮想通貨プロジェクトです。
すでにマーケットプレースや企業での利用が始まっており、その時価総額の高さから市場からの期待も伺えます。
もし、GXSharesに興味があり、投資を考えているのであれば、今回紹介した情報を参考に検討してみることをオススメします。