ビットコインは最も有名な仮想通貨として知られていますが、開発理念の違いや運営の方向性などの違いから、新しい仮想通貨へと派生を繰り返しています。
Bitcoreは、ビットコインの派生通貨のひとつで、承認スピードやスムーズな取引を実現し実社会への普及を目指しています。
今回は、そんなBitcoreを取引するためにオススメな取引所から将来性、通貨としての特徴をまとめて紹介したいと思います。
目次
Bitcoreを購入するならどの【取引所・販売所】が良い?
Bitcoreは、ビットコインの系譜を受け継いだ仮想通貨ということだけあって、数多くの取引所で取り扱われています。
しかし、日本国内の取引所ではまだ取り扱いがなく、取引を行うためには海外の取引所の口座開設が必要となります。
Bitcoreの取引通貨ペアは、ビットコインとイーサリアムで95%以上を占めており、主要な取引通貨となっています。
取引所によっては、アメリカドルやユーロ、ライトコインなどを採用しています。
Bitcoreを取引するためのオススメな取引所は以下の通りです。
- Bit-Z
- Cryptopia
- Exrates
- HitBTC
Bit-Zはメジャー通貨での取引量が最大

Bit-Zは、中国系の大手取引所で他の取引所があまり取り扱わない仮想通貨でも取り扱いがあると定評がある取引所です。
Bitcoreの取引量に関して言えばBit-Zは他の取引所を引き離して75%以上のシェアを獲得しています。
取引ペアとして、ビットコインとイーサリアムを採用しており、それぞれのペアだけでも取引量一位を獲得しているのです。
Bitcoreは、それほど流動性の高い仮想通貨ではないので、取引量の多いBit-Zであればある程度のリスクは回避できるでしょう。
これらのことからBitcoreを取引する上で、Bit-Zがオススメな取引所と言えます。
Bitcore(BTX)の将来性は?これから価格は上がる?
今現時点でBitcoreの将来性は高いことが予測されます。
その理由は、以下の2つです。
- 毎週エアドロップで無料配布される
- カジノやポーカープレイヤーとの提携で利用拡大を目指す
毎週エアドロップで無料配布される
エアドロップは、新しい仮想通貨の有効なマーケティング方法として広く活用されています。
専用のウォレットにBitcore通貨を保有しているユーザーを対象に保有量の7%を毎週月曜日に付与しています。
このキャンペーンは継続的に行われる方針で、新規ユーザーの獲得が期待されます。
カジノやポーカープレイヤーとの提携で利用拡大を目指す
Bitcoreは、公式ホームページ内のプレスリリースで、Luckygames.ioというオンラインカジノサービスでの利用が開始されたことを発表しました。
オンラインカジノはもともと仮想通貨との相性が良く、早くから利用が進められていました。
また、別のリリースでは、プロのポーカープレイヤーの活動と仮想通貨のカジノ利用を期待する声を届けています。
このことから、ギャンブル業界でのBitcoreの利用により需要が拡大することが期待されます。
Bitcore(BTX)とはどんなコイン?

ビットコインから派生した仮想通貨
Bitcoreは、ビットコインから開発理念などの違いなどから派生した仮想通貨です。
多様なハードフォーク通貨が存在する中、新しいブロックチェーンを構築することで独立した仮想通貨として派生しました。
決済スピードの向上で実用化を目指す
Bitcoreの最大の特徴は、スムーズな取引承認によるスピーディーな取引の実現を目指しているところです。
ビットコインは、ブロック生成までに平均10分程度要することから支払いシステムとして最適ではないため、Bitcoreはその点での技術改善を開発の核としています。
将来的には、実社会での普及が期待されます。
時価総額と発行上限数
Bitcoreの時価総額は2018年6月時点、日本円で30億円越え程度となっており、仮想通貨市場全体では228位に位置しています。
この仮想通貨の発行上限数は、ビットコインと同数の2100万枚に設定されています。
Bitcore(BTX)の良い点
ビットコインから独立したブロックチェーンを利用する
多くのビットコイン系の仮想通貨は、ブロックチェーンの分岐、すなわちハードフォークによる技術的アップデートを行っていますが、Bitcoreは、全く別のブロックチェーンを立ち上げることで派生通貨として成り立っています。
Bitcoreのブロックチェーンは、ビットコインの技術を受け継ぎながら、ライトで柔軟性の高いものとなっています。
Segwitの実装で効率的な取引をサポートする
ビットコインのもともとのブロックサイズは1MBに設定されており、Bitcoreのブロックサイズはその10倍の10MBとなっています。
それに加えて、Segwitと呼ばれる台帳に記録するデータを圧縮する技術を導入し、Bitcoreのブロックサイズは実質20MBまで引き上げられています。
ブロックサイズに関しては、単純に大きい方が良いというわけではありませんが、トランザクションの増加による送金遅延や送金詰まりを解決するひとつのソリューションとして期待されています。
実際Bitcoreの取引承認時間はビットコインの約4分の1程度となっています。
マイニングアルゴリズムの難易度調整でスムーズな取引を実現
難易度調整アルゴリズムとは、マイニングに必要な計算量を調整することで、ブロック生成の時間を平準化するためのテクノロジーです。
Bitcoreにもこの難易度調整アルゴリズムが実装されていて、3時間(64ブロック)に一度、難易度が15%以内で調整されるようになっており、急激なマイニング難易度の変化を回避しながらスムーズな取引を支えています。
今後のロードマップでさらなる機能拡張が期待できる
Bitcoreは公式ホームページでロードマップを公開しています。
2018年の第2四半期までには、各種ウォレットのリリースやアップデート、マーケティング活動の継続、第3四半期にはATMサービスの開発、支払いシステムのAPI開発、第4四半期にはガバナンスシステムの強化などを予定しています。
ロードマップの進捗状況は順調で、前倒しで進んでいるものもあるようです。
Bitcore(BTX)の悪い点
乱立するビットコイン系ハードフォーク通貨との住み分けが必要
ビットコインといえば、ビットコインキャッシュやビットコインゴールド、ビットコインダイヤモンドなどの多様な派生通貨が存在します。
これらのビットコイン系の派生通貨は同様の技術や基礎を共有しているため、性能的に類似していたり同じように機能を持っている場合があります。
そんな中でBitcoreは、時価総額から言ってもビットコイン系の派生通貨でも下位に属し、市場への浸透を深める必要があります。
Bitcoreは、決済ソリューションとしての機能を高めていくことを方針としているため、価格は今後それをどのように開発に落とし込んでいくかにかかっていると言えます。
まとめ
Bitcoreは、ビットコインから派生した仮想通貨で、決済ソリューションとしての普及を目指す仮想通貨です。
高速な取引承認やSegwitを実装した大きいブロックサイズなどがビットコインと比べての特質すべき点です。
もし、Bitcoreに興味があり、投資を考えているのであれば、今回紹介した情報を中心にじっくり検討してみることをオススメします。