仮想通貨は、ブロックチェーンの発展に貢献し、今では多くのプロジェクトがブロックチェーンを活用したサービスやテクノロジーの構築を行なっています。
Cryptonexは、分散型取引所と呼ばれる新しい形の取引所サービスの提供を行なっている仮想通貨プロジェクトとして注目されています。
今回は、そんなCryptonexを取引するためのオススメの取引所から将来性、通貨としての特徴までまとめて紹介したいと思います。
目次
Cryptonexを購入するならどの【取引所・販売所】が良い?
数ある仮想通貨プロジェクトの中において、Cryptonexの人気や知名度はそれほど高くなく、取り扱いを行なっている取引所の数も限定的です。
日本国内での取り扱いはまだなく、海外の取引所のみで取引が可能で、今現在正式に確認できる範囲では4つの取引所が取り扱っています。
取引通貨ペアは、他のマイナーな仮想通貨と同様にビットコインやイーサリアムが主要な取引通貨となっており、一部取引所のみ、アメリカドルやロシアルーブルなどを採用しています。
Cryptonexを取引するためのオススメな取引所は以下の通りです。
- HitBTC
- ForkDelta
- YoBit
- WavesPlatform
多くを求めなければHitBTCでの取引がオススメ

HitBTCは、香港に拠点を置くHIT Solution Ltd.という企業によって運営される世界的な取引所です。
そんなHitBTCは、Cryptonexの取引量においては市場全体の75%以上を占めており、他社を大きく突き放しています。
採用されている通貨ペアは、ビットコインのみと選択肢は狭いですが、資金調達としての難易度は低いので日本人ユーザーにとっても問題ないでしょう。
HitBTCは、プラットフォームの日本語化もされており、日本人ユーザーの受け入れも積極的に行なっているのでオススメの取引所と言えます。
Cryptonex(CNX)の将来性は?これから価格は上がる?
今現時点で、Cryptonexの将来背は高いことが予測されます。
その理由は以下の2点です。
- 無料配布により専用ウォレットのユーザー数を稼いでいる
- 開発・運営を行う企業に期待が持てる
無料配布により専用ウォレットのユーザー数を稼いでいる
Cryptonexは、プロモーションの意味を込めて特殊なトークンを発行し、特定のウォレットを持つユーザーに無料配布を実施しています。
そのトークンは、直接的な価値を持っておらず、Cryptonexプロジェクトと連動した価値を持つ仮想通貨、CNXと1対1の関係で専用ウォレットから交換できるようになっています。
その狙いは、Cryptonexの専用ウォレットのユーザーベースを増やすことで、スタートアップ段階としては効果的にユーザーを獲得することが期待されています。
開発・運営を行う企業に期待が持てる
Cryptonexは、金融企業向けのソフトウェア開発事業を手がけるInvestment Financial Groupというグローバル企業が開発・運営を行なっています。
分散型取引所の開発ということで、従来の投資システムの流用やUIの最適化などの面で優れたサービス提供への期待が高まります。
Cryptonex(CNX)とはどんなコイン?

ブロックチェーンを利用した分散型取引所
Cryptonexは、ブロックチェーンを利用した分散型取引所サービスを提供する仮想通貨プロジェクトです。
分散型取引所は、通常の取引所とは違い、中央集権者が存在せず透明性の高い取引が可能となっています。
銀行との連携で法定通貨との親和性を高める
Cryptonexは、独自の発想として銀行との連携を高めて、プラットフォーム上で法定通貨の取引もサポートする構想を示しています。
今現時点では、仮想通貨は直接消費されることはなく、ユーザーは最終的には法定通貨に両替することが多いので、ニーズの高いサービスだと言えます。
時価総額と発行上限数
Cryptonexの時価総額は、2018年6月時点、日本円で約140億円に達し、市場全体では81位に位置しています。
この通貨の発行上限枚数は、1億600万通貨となっています。
Cryptonex(CNX)の良い点
モバイルと支払いカードに対応する分散型取引所である
Cryptonexは、数ある分散型取引所の中でモバイルでのユーザビリティと支払いカードとの連携により、ユーザーに魅力あるサービスを提供しようとしています。
モバイルウォレットによる法定通貨と仮想通貨の一元管理、モバイルからの取引、支払いカードによる商品購入、法定通貨でのキャッシングなどの機能展開が将来的に期待されます。
安価な手数料で投資商品を購入できる可能性がある
Cryptonexのひとつのコンセプトとして、分散型取引所を利用して様々な金融商品を低コストで流通させることが挙げられます。
分散型取引所はもともと管理費用などの面で大幅なコスト低減ができるため、通常の取引所に比べて低コストな取引を実現することができるのです。
今現在は、仮想通貨しか取り扱われていないようですが、金融機関とのパートナーシップにより、多くの金融商品へのアクセスが可能となるかもしれません。
PoWとPoSのふた通りの取引承認を実装する
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)は、ネットワークに参加するノードのコンピューターリソースを利用し、計算量による証明を行うことで取引の透明性を重視し取引の承認を行います。
一方、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)は、対象となる仮想通貨の量と期間からノードを評価して取引承認の権限を与え、高速な取引承認を実現します。
Cryptonexは、このふた通りのシステムを実装し、最適な取引を目指しているのです。
詳細は、公式ホームページに掲載されるホワイトペーパーにも紹介されています。
マイニングによる報酬が魅力的である
Cryptonexは、PoSマイニングによる年間の報酬額が約12%程度になることをホワイトペーパーの中で明かしています。
それに加えて、取引手数料などもそれに上乗せしてマイナーの収入となるので、投資先としては魅力的です。
PoWでのマイニング報酬に関しては後々公開される予定です。
積極的な報奨金の支払いやキャンペーン実施を行う方針
Cryptonexは、バウンティープログラムと称して発行する仮想通貨の一部を予算化し、システムの向上やユーザーの獲得を行う方針です。
リファーラルプログラムは、アクティブユーザーを増やすことを目的に、紹介したユーザーが購入したCNXの20%を紹介者に還元するという仕組みです。
また、バグバウンティーは、公開されたプログラムのバグを報告すると100CNXから10000CNXの間で報酬を獲得できます。
Cryptonex(CNX)の悪い点
スタートアップ段階での流動性確保が課題となる
分散型取引所は、新しい試みとして注目される取り組みですが、通常の取引所と比べてアクティブユーザー数や流動性の確保が課題となっています。
特に、Cryptonexのような比較的小規模なプロジェクトはそれらを確保することが難しく、スタートアップ段階で壁にぶち当たる可能性があります。
報酬を支払うなどしてキャンペーンを行うようですが、結果次第では価格に大きなインパクトを与えることが予測されます。
まとめ
Cryptonexは、モバイル対応やカードの利用、また既存の金融機関との連携で、今までにはない利便性の高い分散型取引所を構築しようとしています。
立ち上げ段階の課題をバウンティープログラムなどを駆使して乗り越えようとしており、その結果に大きな注目が集まります。
もし、Cryptonexに興味があり、投資を考えているのであれば、今回紹介した情報を中心に検討してみることをオススメします。