仮想通貨は新しい形のデジタル資産として認知され始めていて、それを利用した決済や新しいサービスなどが次々と生まれてきています。
Nexoは、仮想通貨を利用したインターネットレンディングに目をつけ、スピード融資が売りなサービスを展開しています。
今回は、そんなNexoを取引するためのオススメな取引所から将来性、通貨としての特徴までまとめて紹介したいと思います。
目次
Nexoを購入するならどの【取引所・販売所】が良い?
Nexoは、国内の取引所では取り扱いがなく、海外の取引所を見渡してみても正式に取り扱いがある取引所は4つしか存在しません。
取引通貨ペアは、ビットコインとイーサリアムが主要となっており、取引所によってはアメリカドルのペグ通貨USDTが採用されています。
Nexoの1日の取引量は、それほど多くなく金額ベースで1000万円程度となっています。
Nexoを取引するためのオススメの取引所は以下の通りです。
- Idex
- HitBTC
- DDEX
- Stocks.Exchange
取引量最大のIdexであれば流動性リスクを軽減できる

上記でも言及したように、Nexoの取引量はそれほど大きくないため、取引所を選ぶポイントとして流動性リスクを回避することを考慮する必要があります。
Nexoの取引所別の取引量シェアを見てみると、Idexが60%近くを占めて首位となっており、続くHitBTCが30%、その他が残りを占めている状況です。
Idexは、従来の取引所とは違い分散型の取引所として成り立っていて、取引の透明性と低コスト取引が魅力です。
数多くのアルトコインを取り扱っており、Nexoに関しては他の取引所と比べて流動性リスクを負わなくて済むのでオススメです。
Nexo(NEXO)の将来性は?これから価格は上がる?
今現時点では、Nexoの将来性は高いことが予測されます。
その理由は以下の3つです。
- エアドロップによる配布を実施している
- ゲーム業界との提携で利用目的が広がっている
- インターネットレンディングの普及が後押しとなる
エアドロップによる配布を実施している
Nexoは2018年の第1四半期にエアドロップキャンペーンをスタートしており、アンケートに答えると20Nexoが配布されます。
エアドロップとは、仮想通貨の無料配布によるスタートアップ段階のマーケティング手法として利用されており、Nexoでもある程度の効果を発揮することが期待されています。
ゲーム業界との提携で利用目的が広がっている
Nexoは、ゲーム業界との親和性が高い仮想通貨であるWAXと提携を結び、提供するレンディングサービスの担保として利用できるようになることを発表しました。
この提携により、ユーザーは特定のゲームをプレイすることで仮想通貨を受け取ることができ、それを担保にNexoプラットフォーム上で融資を受けることができるというゲーム業界を巻き込んだサービス展開ができるようになったのです。
インターネットレンディングの普及が後押しとなる
インターネットレンディングとは、スマートフォンアプリやブラウザーなどを通して、即時に融資を受けることができるサービスです。
欧米や中国では新しい金融の形として広がりつつあり、その利便性の高さから今後の利用拡大が期待されています。
Nexoの仮想通貨を担保としたレンディングサービスも、本質的には同様のサービスを提供することができるので、インターネットレンディングの世界的流行は需要拡大への後押しとなることが予想されます。
Nexo(NEXO)とはどんなコイン?

世界初の仮想通貨を担保としたレンディングサービス
レンディングサービスとは、顧客を融資を行う事業全般を指す言葉ですが、インターネットやフィンテックなどの登場でどんどん便利なサービスへと転換しつつあります。
Nexoは、仮想通貨を担保として利用する新しい形のサービスを目指していて、そのためのプラットフォームやエコシステムを構築するためのプロヘクトです。
他のプラットフォームと比較して歴史がある
同じようなレンディングサービスとして、ETHLendやSALTと言ったプラットフォームがここ1、2年の間に誕生しました。
Nexoは、ヨーロッパ市場を中心にフィンテックサービスを10年以上運営しており、上記の新参プラットフォーマーたちに比べて比較的長い歴史を有しています。
時価総額と発行上限数
Nexoの時価総額は2018年6月時点で40億円程度にとどまっており、仮想通貨市場全体の順位としても200位以降に低迷しています。
この通貨の発行上限数は10億通貨に設定されています。
Nexo(NEXO)の良い点
低コストで柔軟性の高いローンを利用できる
Nexoの提供するレンディングサービスは、仮想通貨を担保とすることである一定の上限の中で融資を受けることができます。
通常仮想通貨ユーザーは、法定通貨が必要になれば市場で仮想通貨を売却し、取引所からの出金手続きを経て現金を手にしますが、それには多くの取引コストや手数料がかかってしまいます。
その点、Nexoのサービスは、少額の利息を支払うだけで仮想通貨を売却することなく、法定通貨で資金調達ができるため、ユーザーにとっては利便性の高いサービスとなっています。
即時融資可能なシステムが利便性を高めている
通常のレンディングサービスであれば、審査にある程度の時間を要するのが基本ですが、Nexoのサービスでは瞬時の融資が可能です。
ユーザーは、希望の融資額、期間などを入力し、専用のウォレットで担保となる仮想通貨をホールドアップすることでサービスを受けることができます。
ロードマップが公開されおり今後の展開に期待できる
Nexoは、公式ホームページ上で今後のロードマップを公開しています。
その中では、2018年第3四半期まで日本円への対応、モバイルウォレットのローンチ、クレジットカードサービスの開始、リファーラルプログラムの開始などを計画しています。
さらにその先の第4四半期までには、ローン上限の見直しや2回目のエアドロップキャンペーンの実施などが挙げられています。
Nexo(NEXO)の悪い点
仮想通貨の担保としての資産価値評価の最適化が必要
Nexoは、仮想通貨を担保として確保することで、面倒な審査を省略しスピーディーなサービスを実現していますが、リスク管理が必要ではないわけではありません。
仮想通貨は価格が非常に不安定で、1日で数十パーセントの暴落を見せることが稀にあり、長期的な担保としてはあまり適しているとは言えません。
そのためか、現在Nexoでは融資額の約2倍の価値相当のビットコインまたはイーサリアムを担保として預けることが条件となっており、資金効率はあまり良いとは言えません。
今後、Nexoはサービスのスピードと安全性の両面を同時に向上させる必要がありそうです。
まとめ
Nexoは、世界初の仮想通貨を担保としたレンディングサービスで、運営企業は10年以上フィンテックでの実績を持つ、期待できる仮想通貨プロジェクトです。
スピーディー、且つ低コストで柔軟なサービスを売りとしており、今後のアップデートでもさらなるサービス強化が望まれます。
もし、Nexoに興味があり、投資を考えているのであれば、今回紹介した情報を中心に検討してみることをオススメします。