仮想通貨を利用した開発プロジェクトは、ブロックチェーンの開発を促しテクノロジーの新しい可能性を見せてくれます。
Nebulasは、ブロックチェーンの検索エンジンという新しいアイディアを持った仮想通貨プロジェクトです。
今回は、そんなNebulasを取引するためのオススメの取引所、将来性、通貨としての特徴までまとめて紹介したいと思います。
目次
Nebulasを購入するならどの【取引所・販売所】が良い?
Nebulasは、世界的に期待度の高いプロジェクトと言えますが、日本国内での知名度はそこまで高くなく、どの国内取引所もまだ取り扱いはありません。
海外の取引所では、中国の大手取引所を中心に選ぶのに十分な数の取引所がNebulasを取り扱っています。
取引通貨ペアを見てみると、ビットコインとイーサリアム、アメリカドルとのペグ通貨であるUSDTが取引量を分け合っており主要な取引通貨となっています。
Nebulasを取引するためのオススメの取引所は以下の通りです。
- Huobi
- OKEx
- Gate.io
- Idex
Huobiであれば多様な取引ペアで高い流動性を確保できる

Nebulasの取引量は、Huobiが市場全体の80%を占め、次いでOKExが15%と独占的な構成となっています。
Huobiは、Nebulasの取引ペアとして、ビットコイン、イーサリアム、USDTを採用しており、それぞれのペアの取引量でも他取引所を大きく上回っています。
取引量の少ない取引所では、流動性リスクが増すため、採用されているすべとの取引通貨で高い流動性を確保できるのは魅力的です。
Huobiは、中国の大手取引所で十分な実績があり、多くのアルトコインを取り扱っていることで有名で、日本人ユーザーの取り込みも積極的に行なっているのでオススメだと言えます。
Nebulas(NAS)の将来性は?これから価格は上がる?
今現時点で、Nebulasの将来性は高いことが予測されます。
その理由は、以下の3点です。
- 優秀な創設者が率いる期待できる開発チーム
- ICOで巨額な資金調達に成功したことで話題になった
- 5億円のインセンティブプログラムを実施している
優秀な創設者が率いる期待できる開発チーム
Nebulasの開発運営チームは、中国を中心に優秀な人材を集めています。
特にNebulasの創始者、Hitters XuはNEOの創始者として有名で、中国のブロックチェーン・仮想通貨の第一人者として認識されています。
その他にも、ブロックチェーンに精通した開発者が揃い期待ができるチームになっています。
ICOで巨額な資金調達に成功したことで話題になった
Nebulasは、2017年の12月にICOセールを行い、日本円で約60億円を調達したことで話題になりました。
Nebulasのプロジェクトは、新規性が高く市場からも大きな期待が寄せられていることがわかります。
5億円のインセンティブプログラムを実施している
Nebulasは、プロジェクトのスタートを成功させるために2018年7月までのインセンティブプログラムを実施しています。
このインセンティブプログラムでは、日本円で合計5億円程度のリワードを用意しており、優れたDAppsや機能を開発した人にNebulasの仮想通貨を付与する予定です。
仮想通貨プロジェクトは人材を確保するのが難しいため、このプログラムによって流動的に人材を集めることが期待されます。
Nebulas(NAS)とはどんなコイン?

ブロックチェーンの検索プラットフォーム
Nebulasは、ブロックチェーンの検索プラットフォームとしての機能開発を主に推進することを方針として打ち出しています。
ブロックチェーンには、様々な情報や自由に開発が行えるDAppsなど膨大な蓄積となることが予測されるため、最適な検索機能が求められているのです。
中国を中心としたオープンソースプロジェクト
Nebulasは中国発の仮想通貨プロジェクトで、開発チームも中国内の優秀な人材を揃えています。
また、Nebulasはオープンソースとして広くコミュニティへ間口を開いており、インセンティブなどを与えながら開発を促しているのです。
時価総額と発行上限数
Nebulasの時価総額は2018年6月時点、日本円で310億円程度となっており、仮想通貨市場全体では60位に位置しています。
この仮想通貨の発行上限数は1億枚に設定されています。
Nebulas(NAS)の良い点
Nebulas Rankにより最適な検索結果を提供する
Nebulas Rankは、検索エンジンプラットフォームとしての核となるアルゴリズムで、流動性や利用度などから順位付けを行いユーザーに最適な検索結果を提供します。
検索は、ブロックチェーン上の資産やDApps、スマートコントラクト の記録などが対象となっています。
Nebulasの機能は、ホワイトペーパーでも詳細が紹介されています。
Nebulas Forceで開発に適したプラットフォームとなる
Nebulas Forceは、メインチェーンのプロトコルやスマートコントラクトを直接アップグレードさせるための機能です。
このことで、新しいテクノロジー実装が容易に実行でき、アプリケーションプラットフォームとしてよりダイナミックな機能提供が可能となります。
Developer Incentive Protocolで開発者の貢献を促進する
プロジェクトの成功に開発者の存在は欠かせませんが、その点Nebulasは開発者たちに仮想通貨での報酬を与える仕組みを構築し開発を活性化しています。
開発者たちの評価は、アプリケーションのNebulas Rankに基づいてつけられており、効果的な報酬分配を行なっています。
人気のプログラミング言語でスマートコントラクトが開発できる
Nebulasのスマートコントラクトは、JavaScriptとTypeScriptというプログラミング言語を採用しています。
多くの仮想通貨が独自言語による開発を行っているのに対して、JavaScriptのような汎用的な言語を利用できることは開発工数やプログラマーの集まりやすさに好影響であると言えます。
今後のロードマップで機能拡充に期待できる
Nebulasは、公式ホームページ上に今後のロードマップを掲載しており、2018年の第4四半期までにはv2.0を、2019年までにはv3.0をリリースすることを発表しています。
特にV3.0ではPoD(Proof of Devotion)と呼ばれる全く新しいコンセンサスアルゴリズムの実装を検討しているようで、機能的にも大きなアップデートとなることが予測されます。
Nebulas(NAS)の悪い点
検索エンジンという市場の難しさをどう乗り越えるかが課題
検索エンジンというとGoogleやMicrosoft、Yahooなどの大手テクノロジー企業が活躍しているイメージです。
こういった大手検索エンジンは、より良い機能をユーザーに提供するために研究開発に膨大な資金を投入しており、アルゴリズムの改善などを日々行なっています。
NebulasもICOによる資金調達に成功したとは言え、今後も検索結果を最適化するために多くのリソースを必要とすることが予測されます。
検索エンジン企業からの買収やプロジェクトの頓挫を回避するためには、リソースの調達と大手に負けない開発環境の整備を進めることが課題となるかもしれません。
まとめ
Nebulasは、ブロックチェーン上の情報やアプリケーション、資産、スマートコントラクトなどを探し出す検索エンジンプラットフォームです。
ICOによる資金調達も成功し、開発者へのインセンティブプログラムなども実施しており、今後に期待できるプロジェクトと言えます。
もし、Nebulasに興味があり、投資を考えているのであれば、今回紹介した情報を中心にじっくり検討してみることをオススメします。