仮想通貨プロジェクトはそれぞれユニークな発想を持っており、様々な業界、コミュニティ、目的に向けて開発されています。
Dentacoinはなんと、歯科医療の向上を目的に開発されている仮想通貨プロジェクトで業界の内外から注目を集めています。
今回は、そんなDentacoinを取引するためにオススメな取引所と将来性、仮想通貨としての特徴などをまとめて紹介したいと思います。
目次
Dentacoinを購入するならどの【取引所・販売所】が良い?
Dentacoinの知名度は日本国内ではほとんどなく、国内の取引所での取り扱いもありません。
海外では、それなりに取り扱いがあり、大手取引所を含む多数の取引所で取引が可能となっています。
取引通貨ペアを見てみると、インドルピーとビットコインが全体の70%を占めており、主要な取引通貨となっています。
その他には、イーサリアムやアメリカドル、ライトコインなども取引所によっては採用しているようです。
Dentacoinを取引するためのオススメな取引所は以下の通りです。
- HitBTC
- BuyUcoin
- Crypropia
- Coinexchange
HitBTCであれば大手取引所のメリットを享受することができる

Dentacoinの取引所の中で、大手取引所と呼べるものはHitBTCだけです。
取引量を見ても、全体の半分以上をHitBTCが占めていて、取引量2位のBuyUCoinに差をつけています。
HitBTCは、Dentacoinの取引通貨ペアとして、ビットコインとアメリカドルのみを採用しており、それぞれの通貨でも取引量で最大を記録しています。
HitBTCは、手数料も業界最高レベルに低く、モバイルアプリなどもあり、セキュリティ面でも力を入れているので、利便性、安全性の高いオススメな取引所ということができるでしょう。
Dentacoin(DCN)の将来性は?これから価格は上がる?
現時点では、Dentacoinの将来性は高いことが予測されます。
その理由は以下の4つです。
- 世界中に広がるDentacoinネットワークが存在する
- 高額な歯科医療の解決策となる可能性がある
- Dentacoinが医療全般への広がりを見せる期待性
- 教育用アプリケーションで社会へ貢献する
世界中に広がるDentacoinネットワークが存在する
Dentacoinは、世界中の歯科医療を対象とした仮想通貨プロジェクトで、いくつかの国と地域の医院と提携をしています。
現時点では、アメリカを中心に、インド、オーストラリア、イギリス、オランダ、スイス、マレーシア、台湾などへネットワークが広がっています。
今後もネットワークに加入する医院が増えていけば、Dentacoinの需要拡大にもつながることが期待できます。
Dentacoinの公式ホームページでは、パートナーネットワークを公開しています。
高額な歯科医療の解決策となる可能性がある
日本では、社会保障による保険により、誰でも比較的安価に歯科医療を受けることができますが、世界には高額な医療費を支払わないと治療受けれない国も存在します。
例えば、アメリカでは一回の診療で数万円かかる場合がざらで、保険に加入するためにも年間数百万円支払わなければいけません。
Dentacoinは、世界中に広がるネットワークに参加する歯科医院で利用することができるので、国籍を問題とせず、ユーザーの判断でどこで治療を受けるかを自由に選択することができるのです。
考え方によっては、高額な医療保険を持たない人々にとっての救済となる可能性もあります。
Dentacoinが医療全般への広がりを見せる期待性
Dentacoinは、今現在は歯科医療にフォーカスしたプロジェクトですが、最終的には医療全般での利用を考えているようです。
特にブロックチェーンは改ざんすることができないデータ保存などに適しており、患者データの保管や支払いシステムの構築などが考えられます。
今後、利用範囲を広げていけば、多くの医療機関が利用するプラットフォームとなることができるかもしれません。
教育用アプリケーションで社会へ貢献する
Dentacoinは、2017年11月にアンドロイド向けにモバイルアプリケーションをリリースしました。
このアプリケーションは、子どもや若年層を主に対象としたもので、歯の健康に関する知識や歯を大切にするための習慣を教えることを目的に作られています。
今の所、Dentacoinの仮想通貨利用などとの繋がりはないですが、草の根活動的なプロモーションとしての効果が期待されます。
Dentacoin(DCN)とはどんなコイン?

歯科医療とそれを利用する人のための仮想通貨
Dentacoinは歯科医療をテーマとした仮想通貨プロジェクトで、ネットワークに参加する歯科医院とユーザーの両方へ利便性を提供します。
上記でも紹介したように、ゆくゆくは医療全般へのスコープの拡大を目指しているようですが、今現在は主に歯科医療環境の向上へ力を注いでいるようです。
時価総額と発行上限数
Dentacoinの時価総額は2018年5月時点、日本円で約220億円に達しており、仮想通貨市場全体では70位に位置しています。
この通貨の通貨発行上限は、8兆通貨と非常に多くなっています。
Dentacoin(DCN)の良い点
歯科医師を選ぶための画期的なレビューシステム
Dentacoinは、2017年8月に歯科医院のレビューサービスをローンチしています。
このレビューサービスには、通常のレビュワーとそれよりも信頼性の高いトラステッドレビュワーが存在し、レビューワーはレビューを書くことでトークンという形で報酬を得ることができます。
このようにレビュワーの重み付けを変えることで正確な評価をすることを促し、さらにレビューの記録はブロックチェーン上で管理され改ざん不能とすることで、レビュー機能としての質を保てるようになっています。
したがって、Dentacoinのレビュー機能をユーザーはある程度信頼して利用することができるのです。
集めたトークンを次回の支払いに充てることができる
Dentacoinプラットフォーム上では、上記のような形で手に入れたトークンを使い診察料の支払いに充てることができます。
このトークンによる支払いは、ネットワークに参加する歯科医院で利用することができるので、海外の旅行先での急な診察などにも適しています。
将来的にはトークンで支払うことでの割引対応などのインセンティブ導入も考えられます。
ヘルスケアデータの管理に向いているプラットフォーム
病院ではカルテやレントゲン写真などの電子管理が進んでいますが、それは同時に個人情報を不正利用やハッキングなどのリスクにさらしてしまうことも意味しています。
Dentacoinは、ブロックチェーン上でデータを管理することができるので従来のシステムより透明性の高い、強固なセキュリティを持つシステムを構築することができます。
保険サービスをローンチすることを計画している
2018年の第3四半期には、Dentacoinはスマートコントラクト機能を利用した保険サービスをローンチすることをロードマップ上で計画しています。
特に歯科医療では、高額な治療費が問題となっている国もあるので効果的なソリューションとなることが考えられます。
Dentacoin(DCN)の悪い点
支払い通貨としての安定性が疑問視されている
ユーザーは、Dentacoinトークンを使用して診察料を支払うことができるということはメリットになり得ますが、支払いを受け取る診療所に取っては大きなリスクになり得ます。
仮想通貨は今の所、法定通貨と比べてボラティリティが高く安定しておらず、急に価格が下落してしまうということもありえます。
それに加えて、プロジェクトが破綻するリスクも抱えており、決済通貨としてはあまり適しているとは言えないでしょう。
歯科医師へのメリットが薄く苦戦している
Dentacoinのネットワークに参加している歯科医院はアメリカが12院で最多、全世界でも20程度しかありません。
今後、Dentacoinの需要を高めていくためには、ネットワークへ参加する医院を増やす必要がありますが、今の所明確なメリットが見出せずにいます。
Dentacoinユーザーへレビューサイトなどからプロモーションをかける、診察割引などのキャンペーンを実施することなどが考えられますが、歯科医院にはうまく働きかけてられていないのが現状です。
まとめ
Dentacoinは、歯科医療にスポットを当ててブロックチェーン技術を核とするプラットフォームを構築するための仮想通貨プロジェクトです。
現在は世界中へDentacoinのネットワークを広げている段階で、ユーザーだけではなく歯科医院への利便性を高めることが課題となっています。
もしDentacoinに興味があり、投資を考えているのであれば今回紹介した情報を中心にじっくり検討してみることをオススメします。