仮想通貨の盛り上がりとともにブロックチェーン関連技術の開発も進み、様々な分野でのブロックチェーンの活用が期待されています。
その流れの中で、セキュリティの強化やブロックチェーン取引の透明性の確保などは、長年の課題としてあげられています。
DigiByteは、新しい仮想通貨プロジェクトで、セキュリティ面での強みを示しており、信頼性の高いシステムが必要となるビジネスの場でも活用できるブロックチェーン技術の形を創造しようとしています。
今回は、そんなDigiByteを取引するためのオススメの取引所からつ将来性、通貨としての特徴などをまとめて紹介したいと思います。
目次
DigiByteを購入するならどの【取引所・販売所】が良い?
DigiByteの知名度はプロジェクトへの期待度と比例して、その知名度は他のマイナーアルトコインとは段違いに高いものがあります。
残念ながら日本国内の取引所では正式な取り扱いはまだありませんが、海外の取引所を見渡してみるとDigiByteがどれほど多くの取引所へ上場しているかが目につくでしょう。
DigiByteの取引通貨ペアを見てみると、ビットコインがその取引量の90%近くを占めており、残りはイーサリアムが少しと、アメリカドル、EUR、ライトコイン、その他の多彩な法定通貨や仮想通貨がシェアを分け合っています。
これだけ取り扱いの取引所が多いと取引ペアとなる通貨の種類も豊富なので、外貨や仮想通貨で資金を用意しなければいけない日本人ユーザーにとってもメリットとなっています。
DigiByteを取引するためのオススメの取引所は以下の通りです。
- Upbit
- Bittrex
- Poloniex
- KuCoin
ビットコインとイーサリアムの取引量がナンバーワンのUpbit

前提として、日本人ユーザーが取引通貨として調達しやすいビットコインとイーサリアムで取引をすることを想定すると、DIgiByteの取引に関してはUpbitが王道と言えるでしょう。
DIgiByteの取引量シェアを見てみると、Upbitが40%近くを占め第一位となっており、BitterexとPoloniexが主な競合となっています。
Upbitは、前述のビットコインとイーサリアムそれぞれの通貨ペアでも取引量第一位を獲得しており、流動性に関しては一番いい条件が整っていると考えられます。
DigiByte(DGB)の将来性は?これから価格は上がる?
現時点で、DigiByteの将来性は高いことが予測されます。
その理由は、以下の4点です。
- MinecraftやLeague of Legendsなどの人気ゲームに実装されている
- 今後DigiByteに実装予定の機能が話題を呼んでいる
- セキュリティソフトウェア会社のマカフィー氏も注目している
- 日本の取引所への上場キャンペーンが継続中
MinecraftやLeague of Legendsなどの人気ゲームに実装されている
MinecraftやLeague of Legendsと言えば、世界的に人気のあるオンラインゲームですが、DigiByteがゲームと連携したことで話題を呼んでいます。
例えば、Minecraftはユーザーがゲーム環境に接続するためのサーバーを立てており、そのサーバーでプレイするとDigiByteの仮想通貨が報酬として採掘できるというキャンペーンを実施していました。
運営は、Minecraftの運営会社ではなく、minethedigi.orgという団体ということでしたが公式も認めているキャンペーンで2017年6月に実施されましたが、2018年の現在は運営のホームページアドレスが無効になっています。
Twitter上では、その理由はバグの修正だということが公表され、再開の時期は未定となっていますが、DigiByteは実績としてオンラインゲームとのコラボレーションという大きな成果を手にしました。
今後DigiByteに実装予定の機能が話題を呼んでいる
DigiByteは公式ホームページで、今後実現を考えている機能を発表しています。
例えば、DigiByte DigiBotは、DigiByteのプラットフォーム上で動作するテレグラムボットと呼ばれる人工知能の一種で、ユーザーとのコミュニュケーションを自動で行う機能です。
その他には、DigiByte Emma AIという人工知能もあり、DigiByteに間することであればユーザーの質問になんでも答えることができる機能なのです。
これら以外にも数多くの機能実装が計画されており、市場からは期待の眼差しを向けられています。
セキュリティソフトウェア会社のマカフィー氏も注目している
ジョン・マカフィー氏と言えば、ウィルスソフトのマカフィー社の創設者として有名ですが、そのマカフィー氏が注目の仮想通貨としてDigiByteの名前をSNS上であげています。
発言の内容は、ビットコインと比べて取引スピードも早く、異なる5つのコンセンサスアルゴリズムを搭載することでセキュリティ面でも隙がないことを褒めており、”眠れる巨人”とDigiByteのことを形容しています。
IT業界の巨匠に認められたことで、DigiByteコミュニティ内での期待度は上昇していると考えられます。
日本の取引所への上場キャンペーンが継続中
上記で紹介したようにDigiByteは世界的にはその取引網を広げていますが、日本国内ではまだどの取引所でも正式な取り扱いがない状態です。
しかしながら、日本国内におけるDigiByteコミュニティの熱は高くなっており、コミュニティがDigiByteを日本の取引所に上場するためのキャンペーンを自主的に行なっています。
現状ではアルトコインの数はそれほど日本の取引所は扱っていないですが、このキャンペーンをきっかけに日本市場進出の足がかりを作るかもしれません。
DigiByte(DGB)とはどんなコイン?

デジタル決済とセキュリティに重点を置いた仮想通貨
DigiByteは、DigiByte財団によって運営、管理されています。
DigiByteの特徴は、ビットコインなどと比べて素早い取引承認が可能なことと、強固なセキュリティを持ち合わせていることです。
このことから、従来の仮想通貨であれば実現できなかった、高速かつ安全性の高いデジタル通貨のやり取りを可能にすることがDigiByteのミッションだと言えるでしょう。
金融業界が注目するプロジェクト
DigiByteの特性上、高速で安全な取引承認は決済サービスなどに適していると言われており、ペイメントサービス事業者や金融会社はDigiByteに注目しています。
その他にも、DigiByteではスマートコントラクトもブロックチェーン上で利用できるため、複数通貨をまたいでの取引やデリバティブなどの複雑な金融商品などの取引プラットフォームとしての役割にも期待されています。
時価総額と発行上限数
DigiByteの時価総額は、2018年5月現在、日本円で約340億円程度で推移しており、仮想通貨市場全体では38位に位置しています。
この仮想通貨の発行上限通貨数は、210億通貨となっていますふ。
DigiByte(DGB)の良い点
5つの異なるコンセンサスアルゴリズムで堅固なシステムを実現した
DigiByteは、セキュリティの強化という観点から5つのコンセンサスアルゴリズムを搭載しています。
その5つのコンセンサスアルゴリズムとは、SHA-256、Scrypt、Groestl、Skein、Qubitです。
それぞれのコンセンサスアルゴリズムは、違った特性を持っており、それぞれに紐づくブロックチェーンに処理を均等に分散させることで不正やハッキングの耐性を高めることが可能となります。
DigiShieldにより難易度調整が最適化されている
DigiShieldは、DigiByte独自の難易度調整アルゴリズムです。
仮想通貨ではしばしば、ネットワークに参加するマイナーのリソース量と取引承認のデータ処理量のミスマッチが起こりパフォーマンス低下を招くことがあります。
それを見越して多くの仮想通貨で難易度調整アルゴリズムが実装されていますが、調整される間隔が適切ではないため、上手く機能しないことが多々あります。
その点、DigiShieldは1ブロック毎に難易度調整を実行するため、ほぼリアルタイムに近い状況でマイニングの最適化を実現することが可能となりました。
DIGUSIGNと呼ばれる独自のスマートコントラクトを実装
DIGUSIGNは、DigiByteが実装する独自のスマートコントラクトです。
スマートコントラクトとは、面倒でリスクがある契約を自動で履行するための機能であり、結果をブロックチェーン上に記録することで透明性の高い取引を担保します。
DIGUSIGNは、その汎用性の高さから、登記文書、ビジネス上の取引、ブックメーカー、保険、金融取引など様々な契約形態に応用することができると言われています。
トランザクションが2年で2倍になる
DigiByteは、取引量の増加によるスケーラビリティ問題を苦にしない設計になっています。
その理由は、アルゴリズムに埋め込まれた特殊なプログラムで、2年毎にブロックサイズを2倍に拡大することができるのです。
もともとDigiByteは、仮想通貨として初めてSegwitを導入した仮想通貨として知られており、取引データーを通常より圧縮して記録することができるので、それと相まって非常に高速な取引承認を可能としています。
ビットコインがひとつのブロックを生成するのに平均で10分を要するのに対して、DigiByteは15秒で1ブロックを生成することができるのです。
DigiByte(DGB)の悪い点
仕手筋による価格への影響が心配されている
仮想通貨市場でも、株やFX取引と同じように仕手筋と呼ばれる市場を操作する黒い存在が噂されています。
DigiByteは、2018年6月までに1通貨7円付近で推移していますが、6月9日以降、突如として下落を始めて7分の1までの水準に下げ進みました。
特に大きな材料がなかったことや値動きのパターンなどから、一部コミュニティ内では大口の投機筋の売り浴びせがあったのではないかと言われています。
仮想通貨の市場は、既存の金融商品と比べて規制が少ないため、投資の公平性を確保することが難しく、こういった出来事は投資家やプロジェクトにとっても不安材料となってしまいます。
まとめ
DigiByteは、その強固なセキュリティや取引承認の早さから、決済システムとしての普及の可能性や金融業界の既存システムの代替として期待される仮想通貨プロジェクトです。
5つのアルゴリズムを搭載したり、独自の難易度調整機能を有していたりと、プロジェクトとして研究開発によるしっかりとしたバックボーンが感じられます。
もし、DigiByteに興味があり、投資を考えているのであれば、今回紹介した情報を中心にじっくり検討してみることをオススメします。