国内ではコインチェックに続いてビットフライヤーでも2018年1月に上場を果たしたリスク(Lisk/LSK)。
イーサリアムの対抗馬の本命とも囁かれる注目度高い仮想通貨ですが、今後リスクの価格は上がるのでしょうか?
このページではリスクの購入の方法や、その将来性について紹介します。
目次
リスク(Lisk/LSK)を購入するならどの【取引所・販売所】が良い?
リスクを購入するのに適した取引所は下記の4つです。
- 〈海外〉Binance(バイナンス)※おすすめ
- 〈国内〉Coincheck(コインチェック)
- 〈国内〉bitflyer(ビットフライヤー)
- 〈海外〉Bittrex(ビットレックス)
Binance(バイナンス)での購入をおすすめする理由

リスク(Lisk/LSK)の購入にはバイナンス(Binance)での購入がオススメです。
バイナンスはサービス開始から半年程度で口座開設数が700万を突破し、日本人利用者が多い海外仮想通貨取引所です。
そのバイナンスではリスクのBTC建て取引量が全取引所でもっとも多いため(※記事執筆時点)、リスクを売買するのであれば流動性が担保されているバイナンスが適しています。
またバイナンスは厳選されたアルトコインが上場しており、バイナンスに新しく上場する仮想通貨は価格が急騰することも多いことから、ひときわ注目されている仮想通貨取引所です。アルトコイン投資には登録必須と言ってもいい取引所です。
まだ口座を開設していなければ、ぜひ公式サイトから開設してみてください。
リスク(Lisk/LSK)の将来性は?これから価格は上がる?
魅力的なリスク(Lisk/LSK)の3つの特徴

- イーサリアムと同じプラットフォーム型の仮想通貨
- 一般的な開発言語のjavascriptでアプリ開発が可能
- 2018年はリスク関連のイベントが目白押し
2017年は仮想通貨元年とも呼ばれビットコインを中心に価格が急騰しましたが、2018年は仮想通貨を実社会にどうやって活かすのが課題となっていきます。
その受け皿として現時点でもっとも期待されているのはプラットフォーム型の仮想通貨である「イーサリアム(ETH)」です。
詳しくは後述の「リスク(Lisk/LSK)の良い点」で説明しますが、ビットコインなどの決済のみに特化した仮想通貨のほかに、「スマートコントラクト」と呼ばれるプログラム上で契約を完結させる機能を持った仮想通貨があります。
そういったプラットフォーム型の仮想通貨は将来私たちの身の回りのサービスに組み込まれる可能性があり、そのインパクトは計り知れません。
リスクは2018年大注目のプラットフォーム型仮想通貨であることが、リスクの魅力のひとつとなっています。
またリスクはプラットフォーム上でアプリ開発をする際にポピュラーな開発言語である「javascript(ジャバスクリプト)」を使うことができます。
プラットフォーム型仮想通貨でもっとも有名なイーサリアムは、イーサリアム独自の言語「solidity(ソリディティ)」を使ってアプリ開発する必要があります。
solidityはイーサリアムのアプリ開発以外では使わない言語のため、現時点での習得者は非常に少ないです。
その点リスクではjavascriptが使えるため、リスクでアプリ開発するハードルはイーサリアムと比べて低いと言えます。これがリスク2つ目の魅力です。
そしてリスク3つ目の魅力は、2018年はリスク関連の大きなイベントが盛りだくさんという点です。
2018年中に下記イベントが実施予定となっています。
- Lisk core 1.0へのアップデート
- Liskのブランディングを再構成
- ソフトウェア開発キットの配布
- 分散型取引所のリリース
次の項目で詳しく説明しますが、リスクはイベント毎に値上がりしてきた歴史を持っているため、これだけ好材料なイベントが控えている2018年は、リスクにとって飛躍の年になると考えています。
リスクはイベント毎に値上がりしてきた

この画像は2017年8月〜2018年2月のリスク(Lisk/LSK)の対ドルチャートです。
スマホでは少し見づらいかもしれませんが、この期間に大きく3回値上がりしているタイミングがあります。
1回目は8月下旬のタイミングで、8月はLisk Core 1.0へのアップデートが9月中に行われるという発表と、インドで新しくオープンした仮想通貨取引所でLiskが取り扱われることの2点が主な要因として値上がりしました。
2回目は11月中旬からの価格上昇です。このときベルリンミートアップで2017年4期から2018年にかけてのLiskのロードマップが発表されました。
3回目は12月中旬からの急騰です。延期されていたLisk Core 1.0へのアップデートが年内に行われる期待感が価格急騰の要因と見られています。
このようにLiskはイベント毎に値上がってきました。3つの魅力で説明しましたが、2018年はLiskが本格稼働するイベントが豊富にあります。
大きなイベントがある日の1ヶ月前から2週間前には期待感から値上がりする傾向があるので、イベントを把握し早い段階で仕込んでおくののも良いかもしれませんね。
リスク(Lisk/LSK)とはどんなコイン?

リスク(Lisk)の名前の由来
リスク(Lisk/LSK)の名前の由来はラテン語で「簡単」を意味する言葉からきています。
簡単にブロックチェーンやスマートコントラクトを使えるようにjavascriptやサイドチェーンを採用していたりと、リスクが実現したいものを端的に表しています。
英語のrisk(危険)と勘違いしてしまいがちなので、Liskを知らない人にLiskのことを話すとまずこの通貨名について質問されることが多いです。
リスク(Lisk)はプラットフォーム型のコイン
リスクはイーサリアムと同じくDApps構築プラットフォーム型の仮想通貨です。正確にはLiskがプラットフォームを指し、LSKが通貨を指します。
分散型アプリケーションプラットフォームとも呼ばれ、twitterのようなtwitter社という管理者がすべてを管理するものとは異なり、特定の管理者を置かず参加者それぞれのサーバーにアクセスする仕組みがこれにあたります。
DAppsはDecentralized Applicationsの略称です。日本語に訳すと「非中央集権型アプリケーション」となります。
リスク(LSK)の最大発行量と現在の発行量
リスク(LSK)の総発行量の上限はなく、記事執筆時点のリスク(LSK)の発行量は約1億1100万LSKです。
2016年のリリース時に1億LSKが配布されましたが、記事執筆時点の2018年3月現在で1100万LSKしか増えていません。
また発行量に上限がないと聞くと大量に発行されて価値が目減りするのではないかという懸念があると思いますが、リスクは年々発行量が減少するように設計されているため1LSKあたりの価値が下がりづらいと言われています。
システムPoSの発展系「DPoS」を採用
リスク(Lisk/LSK)はDelegated Proof of StakeというPoSの発展系の合意形成アルゴリズムを採用しています。
Delegatedを日本語訳すると「委任する」という意味になります。DPoSは101人の代理人(LSK保有上位者)にブロックの承認を委任するシステムです。自分が保有しているLSK分の合意形成のための投票権を代理人に委任することができます。
DPoSのマイニングにあたるものは「フォージング(鍛造)」と呼び、自分自身でフォージングすることもできますし、代理人に委任してフォージングしてもらうこともできます。その場合代理人はフォージングされたLSKの約10%の報酬として得ることができます。
リスク(Lisk/LSK)の良い点(メリット)

2018年から新ツール発表など好材料なイベントが多い
- 2018年1Q Core1.0へアップグレード
- 2018年2月 リブランディング・リローンチ
- 2018年4月 SDK(開発者向けツール)配布
- 2018年6月 Lisk上で初のICO開催
- 2018年夏 分散型取引所(DEX)のリリース
リスク(Lisk/LSK)はまさに2018年本格始動と言ってもよいでしょう。
数年単位の長期目線ではイーサリアムに勝てるかどうかや、普及するかどうかを考える必要はありますが、数ヶ月から1年の短期目線であれば2018年にこれだけ好材料なイベントがあることはリスクの大きなメリットになります。
イーサリアムと比べてまだまだ低い時価総額
リスク(Lisk/LSK)は同じプラットフォーム型仮想通貨のイーサリアムと比較されることが多いですが、記事執筆時点でイーサリアムの時価総額が9兆3000億円に対し、リスクは2200億円です。
リスクはイーサリアムの42分の1の時価総額しかありません。言い換えればリスクが本格稼働し、イーサリアムと同じようにプラットフォーム上でICO実施やDEXのリリース、第三者によるアプリ開発などが始まればまだまだ伸びる余地があると言えます。
柔軟性の高いサイドチェーンを導入している

ビットコインやイーサリアムなどに使われているブロックチェーンは、一本の鎖につながれたブロックに取引情報などあらゆる情報を記録しています。
これを親チェーンまたはメインチェーンと呼び、そこから派生したブロックチェーンがサイドチェーンになります。
サイドチェーンの詳しい技術的なここでは省略しますが、サイドチェーンのメリットを簡単に説明します。
- 取引情報等の処理速度向上
- 親チェーンの機能にさらに機能を追加可能
- サイドチェーン上で独自通貨の発行が可能
- 重大なバグがあった場合サイドチェーン上で過去に遡って対応可能
- ハッキングがあった場合はそのサイドチェーンを分離可能
成長したときの送金づまりなどの問題が起きづらい
サイドチェーンは成長した時に発生する問題、いわゆるスケーラビリティ問題が発生しづらいと言われています。
メインチェーンにはサイドチェーンへリンク情報が記載されており、サイドチェーンに取引情報等が書き込まれる仕組みのため、メインチェーンのブロックサイズが足りなくなることは起きづらいのです。
スケーラビリティ問題は仮想通貨が成長するために乗り越えなければならない課題ですが、サイドチェーンの仕組みはこの課題を解決する有力なアプローチになりえます。
Voting(ヴォーティング)で得られる報酬が魅力的
Liskにはビットコインで言うところのマイニングにあたる「Forging(フォージング)=鍛造」と、Voting(ヴォーティング)というフォージングをする人を決める仕組みがあります。
通常マイニングを行うことはマシンスペックが高いコンピューターで常時稼働させておく必要があったりと面倒なことが多いですが、Liskの場合は公式ウォレット「Lisk Nano」に持っているLiskを入れてVoting(ヴォーティング)先を決めるだけでLiskが配当されます。
そしてどのくらい報酬がもらえるのかですが、記事執筆時点では250Liskをウォレットに入れていた場合で、年利換算で約18〜19%になります。これはLiskの枚数自体がどれくらい増えるのかという計算ですので、Liskが1000枚が1年後に約1200枚になるイメージになります。
すでに普及している開発言語「javascript」を採用
javascriptは今あなたが見ているこのサイトでも使われています。javascriptはwebサイトを作る上で現在は必須のプログラミング言語と言えますので、javascriptを扱えるプログラマーやエンジニアは他のプログラミング言語より多いのです。
つまり潜在的に扱える人が多いプログラミング言語を採用しているLiskは、エンジニアやプログラマーから選ばれやすい仮想通貨であると言えます。
ブロックチェーンという新しい技術、概念を学びビジネスに結びつけるのは大変労力が掛かります。すでに慣れ親しんだプログラミング言語が使える仮想通貨プラットフォームがあれば、エンジニアに選ばれる可能性は高いと言えるでしょう。
リスク(Lisk/LSK)の悪い点
開発スケジュールが遅れることが多い
他の仮想通貨プロジェクトと同様にLiskも開発予定のロードマップを公表しています。しかし、開発スケジュールが遅れることがたびたびあります。
例えば2017年中にリリース予定だったLiskのcore1.0へのアップデートは、2018年3月中旬に行われました。
もちろんリリースを急ぐあまりバグだらけの製品が世に出されればLiskの信頼性を損ねるため、リリースを延期してでもより良いものを出すべきでしょう。しかし短期売買を中心に行う投資家にとってはイベントの延期は好ましいものではありません。
リスクという通貨名が「危険」を連想させる
Liskはラテン語の「簡単」を由来としていますが、英語圏ではないアジア、とくに日本人にとっては「危険」を意味するriskをイメージさせてしまいます。
筆者も知人にLiskを説明すると、「なんか危なそうな名前だね」と言われることがあります。
仮想通貨自体がまだまだ市民権を得ていない現況では、「リスク」という響きはあまり良いイメージを与えないでしょう。
LSKの発行枚数に上限がない
LSKには発行枚数の上限がありません。ビットコインを筆頭に発行枚数の上限が小さい仮想通貨は1枚あたりの単価が上がりやすい傾向があります。また「上限がない=発行し放題」と勘違いする場合もあります。
前述のとおり、Liskは最初に1億LSKが配布され、記事執筆時点では1100万LSKしか増えていません。そして発行枚数自体はどんどん少なくなっていき、かつ途中で発行枚数を増やしたりすることもできないので実質的にはLSKの発行上限はあると言えるでしょう。
しかしこのことを知らなければLiskは「発行上限がない仮想通貨」と認識されますので、デメリットとなります。
イーサリアムではなくLiskを選ぶ理由が現段階では弱い
Liskはまだcore1.0がリリースされたばかりでまだ本稼働しているとは言えません。
その点イーサリアムはICOやゲームのプラットフォームとして着々と実績を積み上げており、実績数の差は開いていくばかりです。
イーサリアムは専用の独自言語を使う必要があるため、第三者にとって開発のハードルが高いとは言え、実績が実績を呼ぶという感じに、仮想通貨プラットフォームならイーサリアムとなっていきます。
もちろんLiskが本格稼働すればリリース時のイーサリアムより多くの実績を積み上げていくと思いますが、すでにイーサリアムでできること、実績があることをあえてLiskで行う理由として前述したメリットが理由として強いのかどうか。
Liskの本格稼働のタイミングが遅れればそのぶん実績の差が広がりますので、これはLiskの弱点になるでしょう。
サイドチェーン構築時に承認者を開発側が用意する必要がある
Liskの特徴であるサイドチェーンですが、開発者がサイドチェーンを構築をする際に自らそのサイドチェーンのフォージングを行う人々を集めてくる必要があります。
例えばサイドチェーンのフォージングを行う人がすくないサイドチェーンでは、攻撃を受けやすくなったり分裂の可能性が高まったりとセキュリティ面での不安が残ります。
現在、親と子の両方のブロックチェーンを同時にフォージングできるようにするべきか否かが議論されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。LIskはイーサリアムとは異なる「サイドチェーン」「開発言語はjavascript」があり、ポテンシャルが高い仮想通貨として期待できます。
2018年はとくにLIskにとって飛躍の年になるかもしれませんので、今後もLIskの動向に注目していきましょう。