仮想通貨プロジェクトは、主にブロックチェーンのテクノロジーを軸に仮想通貨だけではなく、様々な類の資産を管理できるようなプラットフォームへとの成長を促されています。
Bytomは、資産管理プラットフォームとして企てられた中国発のプロジェクトで、市場からも注目されています。
今回は、そんなBytomを取引するためのオススメの取引所から将来性、通貨としての特徴を紹介したいと思います。
目次
Bytomを購入するならどの【取引所・販売所】が良い?
Bytomは、日本では知名度はそれほど高くなく、今のところまだ日本国内の取引所では取り扱いは行われていません。
その分、海外では一部コミュニティの間で盛り上がりを見せており、数多くの取引所がBytomの取り扱いを開始しています。
市場全体で取り扱われている通貨ペアを見てみると、ビットコイン、イーサリアム、そしてアメリカドルのペグ通貨と知られているUSDTがちょうど取引量を三分割しています。
Bytomを取引するためのオススメの取引所は以下の通りです。
- Bibox
- Huobi
- OKEx
- Gate.io
バイトコイン、イーサリアムの取引量がナンバーワンのBibox

Bytomの市場全体の取引量を見てみると、Biboxが半分以上のシェアを取り、残りの大部分をHuobi、OKExなどの大手取引所が分け合っています。
Biboxは、中国を拠点にする取引所で、アルトコインの銘柄の多さと、プラットフォームの独自機能、モバイルアプリケーションのリリースなどで注目を集めています。
Bytomの取引量を独占しているBiboxでは、ビットコインとイーサリアムでの取引を採用しており、それぞれの通貨ペアの取引量でもトップに立っています。
取引量が比較的多くはないアルトコインでは、取引所を選ぶ際に流動性が一つのポイントになるので、Bytomに関してはBiboxを活用するのがオススメだと言えます。
Bytom(BTM)の将来性は?これから価格は上がる?
現段階では、Bytomの将来性は高いと考えられます。
その理由は以下の3つです。
- 開発チームに有望な人材を集めている
- コミュニティの活用によるマーケティングを実現
- 金融資産の多様化による管理プラットフォームのニーズが追い風になる
開発チームに有望な人材を集めている
Bytomの創始者は、8btcやOKCoin、OKLinkなどの数々の仮想通貨プロジェクトを手がけてきたDuan Xinxingという人物で、ブロックチェーンテクノロジーに精通した人物です。
開発チームには、仮想通貨を利用したクラウドファンディングプラットフォームを手がけるLang Yu、ウォレットの開発に携わってきたZhu Yiqiなどが採用されています。
ブロックチェーンは新しい技術だけに、どのプロジェクトも人材確保が最大の課題となっているため、中国の優秀な人材を多く抱えているBytomは期待できるプロジェクトと言えます。
プロジェクトのメンバーは、公式ホームページでも公開されています。
コミュニティの活用によるマーケティングを実現
Bytomは、公式ホームページ上でコミュニティの活性化を図るために毎週プロジェクトの状況をレポートする情報発信やマイノリティレポートを公開しています。
こういったコミュニティへ向けての情報発信は、投資を促す効果があるとされており、Bytomの積極的な情報発信を行う姿勢はプロジェクトとして期待できる要因のひとつです。
金融資産の多様化による管理プラットフォームのニーズが追い風になる
デリバティブの登場や個人投資の広がりにより、様々な金融商品が開発されるようになりました。
その一方で、金融資産の管理が複雑になるというジレンマが発生しており、利用者から金融資産を一括管理できるプラットフォームのニーズが生まれています。
直近では、されに合わせたモバイルアプリケーションなどが開発されていますが、システムの脆弱性の面が欠点とされています。
その点、ブロックチェーンを利用することで堅固なシステムを構築することが可能となるので、Bytomのようなプロジェクトには市場から大きな期待が向けられています。
Bytom(BTM)とはどんなコイン?

中国発の新しいブロックチェーンプロジェクト
Bytomは、中国発のブロックチェーンプロジェクトで2017年にローンチされました。
まだまだ日の浅いプロジェクトですが、仮想通貨先進国の中国をバックグランドにもつプロジェクトなだけに市場には注目されています。
多様な資産のデジタル管理を実現する
煩雑化する資産をデジタル管理するプラットフォームを実現するためにBytomは立ち上げられました。
ブロックチェーンの透明性の高い記録と堅固なセキュリティを利用したプラットフォームは、個人や金融業界に革新をもたらすことが予測されます。
時価総額と発行上限数
Bytomの時価総額は2018年5月現在、日本円で700億円程度となっており、仮想通貨市場全体では36位に位置しています。
この通貨の発行上限数は、14億通貨程度となっています。
Bytom(BTM)の良い点
3つのレイヤーによるシステム構築で利便性の高いプラットフォームとなる
Bytomは、そのシステムを3つの異なるレイヤーを組み合わせることで構築しています。
その3つのレイヤーとは、アプリケーションレイヤー、コントラクトレイヤー、データレイヤーです。
アプリケーションレイヤーとは、その名の通り、ブロックチェーン上でアプリケーションをサポートするためのレイヤーで、デベロッパーや資産管理者にとっての柔軟性の高いインターフェースとなります。
コントラクトレイヤーは、スマートコントラクトを履行するための機能を提供し、Genesis ContractとGeneral Contractという異なるタイプの契約機能を実現します。
そして、取引履歴の承認を行うブロックチェーンをデータレイヤーとしています。
これら3つの異なるレイヤーを組み合わせることでより高度な機能を提供することができるのです。
この独自のレイヤー構造は、ホワイトペーパー内でも情報が公開されています。
クロスチェーンにより資産の移動が楽になる
金融資産を一括管理するプラットフォームを構築するにあたって、異なる資産をどのように同じ規格を持って管理するかが最大の課題ですが、Bytomはクロスチェーンを採用することでその壁を乗り効用としています。
クロスチェーンとは、異なるブロックチェーンに互換性を持たせるためのアイディアで、異なる仮想通貨やその他のデジタル資産を瞬時に移動させることが可能となります。
ユーザーは、クロスチェーンの実現により、無駄な手数料や取引時間、取引所が抱えるリスクの回避などの恩恵を受けることが予測されます。
複数のアドレスとマスターキーで一括した資産管理が可能となる
通常仮想通貨のユーザーには、特定のアドレスが振り当てられており、そのアドレスに資産を紐づけて、取引履歴を記録していきます。
Bytomでは、複数のアドレスをそれぞれのデジタル資産に割り振ることができるようになっており、ユーザーはそれをマスターキーと呼ばれる暗号鍵で管理することができます。
この複数のアドレスをマスターキーでの管理は、金融資産を一括管理するプラットフォームを実現するための肝となっています。
コンセンサスアルゴリズムはPoWを採用
Bytomの取引承認には、仕事量による承認、すなわちPoW(プルーフ・オブ・ワーク)が採用されています。
PoWは、取引承認までにワークロードが膨大になることが懸念されています、取引の透明性を保つために適したアルゴリズムとされています。
直近までのロードマップが公開されている
Bytomは、2017年のプロジェクト公開よりアップデートや機能リリースを繰り返しています。
公式ホームページには、ロードマップが公開されており、2018年第2四半期には、メインネットの正式リリースが予定されています。
Bytom(BTM)の悪い点
怪しげな噂がコミュニティ内で広がっている
Bytomは、一部コミュニティでマイニング報酬の減額に関する不満プロジェクト頓挫による運営陣による資産持ち逃げの可能性など、ネガティブな情報が噂されていました。
これに対して、Bytomは2018年5月に入り、正式な回答で、マイニング報酬変動の理由は市場原理によるものなどと説明、また、運営による資産持ち逃げなどの可能性はないと否定しています。
律儀に回答した点に関しては、コミュニティから一定の評価を受けることが予測されますが、こういったネガティブな噂は市場の不安を煽るのであまり良い材料ではないことは確かです。
まとめ
Bytomは、中国発のブロックチェーンを活用した資産管理プラットフォームプロジェクトです。
現代では、様々な金融商品が生まれ、それを一元管理するプラットフォーム誕生に対する期待は大きなものがあります。
Bytomは、3レイヤー構造のシステムを利用して、クロスチェーンなどのテクノロジーを取り込みながら、その実現に向かっている将来性のあるプロジェクトだと言えます。
もし、Bytomに興味があり、投資を考えているのであれば、今回紹介した情報を元にじっくり検討してみることをオススメします。